先日、第158回日商簿記検定試験(2021年6月13日(日)施行)を受験された皆様に当サイト独自でアンケートを実施し、試験の手応えや予想合格率などをお伺いしました!
アンケート記事はこちら
今回は、いただいたアンケート結果を集計し、各級ごとの合格率を大胆に予想してみたいと思います。
「自分は結構できたと思ってるけど、勘違いじゃないだろうか。。」
「全く分からなかったけど、これって私だけ?」
このような方は、こちらの記事で他の受験生の声も確認しながら、ご自身の試験の振り返りをしてみて下さい!
簿記3級受験生のアンケート結果
はじめに、第158回日商簿記検定3級を受験された方に採ったアンケートの結果です。
まずは試験の手応えを見てみましょう。こちらは33名の受験者の方にご回答いただきました。

手応え的には、回答者の約7割が「やや難しかった」「鬼畜」に投票されていることからも、今回の簿記3級はなかなか難易度が高かったことが想像できます。
お次は予想合格率のアンケート結果。

予想合格率については約4割の方が「30~40%の間」に投票されております。
簿記3級は基本的に40~50%くらいの合格率はありますので、そんな中でこの投票結果が出たのも、今回の難しさを物語っていますね。
【簿記3級】アンケート結果や過去合格率から見る予想合格率
ここまでのアンケート結果を踏まえ、今回の簿記3級の合格率を予想したいと思います。
簿記3級の過去10回分の合格率を列挙してみました。
※第155回はコロナの影響で中止
日商簿記3級第100回からの合格率はこちら
過去10回分の合格率を振り返ると平均で約50%という数字が出ており、資格試験としては比較的易しめであることがわかります。
で、前回の第157回に至っては67.16%という、第100回以降過去最高合格率をたたき出したので、今回は調整の意味でも少々難しめの問題が出るのは仕方ないのかもしれません。
単純に平均50%として、前回は17%高い合格率。今回増えた分をそのまま調整して下げるとなると33%になります。
アンケート結果を見ても「30~40%の間」が一番得票数が多かったので、個人的な合格率予想としては33%前後としたいと思います。
第158回日商簿記3級の予想合格率
33%前後
簿記2級受験生のアンケート結果
お次は第158回日商簿記検定2級を受験された方に採ったアンケートの結果です。
試験の手応えは以下のような結果になりました。

難しいと感じられた方も一定数いらっしゃいますが、2級としては普通だと感じられた方が多かったようですね。
前回、前々回の2級試験では難易度が高すぎるということで大炎上してたので、今回のこの結果は予想もしませんでした(笑)
ちなみに、前回Twitterでアンケートを採った時は以下のような結果でした。
難しすぎてキレた方が約半数という鬼畜回でした^^;
では、お次に2級受験者の予想合格率を見てみましょう。

上記の通り、「20~30%の間」という回答が一番多く集まりました。
この結果からも、今回の2級試験は難しすぎず簡単すぎずという問題が出たことが予想できますね。
【簿記2級】アンケート結果や過去合格率から見る予想合格率
上記簿記2級のアンケート結果をふまえ、今回の合格率を予想してみたいと思います。
まずは過去10回分の2級の合格率を確認しましょう。
※第155回はコロナの影響で中止
日商簿記2級第100回からの合格率はこちら
上記一覧で見てみると、いかに前回(157回)の試験がヤバかったかが分かると思います。
8.61%って…これ1級の合格率と変わらないですからね^^;
話を戻して、過去10回の平均合格率は約20%、前回は8%で12%の差があります。
前回下がった分の合格率を今回そのまま平均に上乗せすると32%となり、大体皆さんが予想されている「20~30%の間」に近くなります。
前回だけでなく最近は2級の難化が進んでいますが、今回ばかりは20%台後半~30%台前半あたりに落ち着くんじゃないかなと予想します。
第158回日商簿記2級の予想合格率
20%台後半~30%台前半
簿記1級受験生のアンケート結果
最後に簿記1級を受験された方へのアンケート結果です。
3級、2級と比べると受験者数も圧倒的に少ないので、アンケートの票数も多くありませんが、ひとつの参考としてご覧ください。
では、受験された方の手応えから見ていきましょう。

上記の通り、「鬼畜」が最多得票となりました。
次いで1票差で「普通」と「やや難しかった」が同率だったことを考えると、ある程度その人の感じ方によるところが大きいのかなと感じました。
予想合格率も見てみましょう。

こちらは「5~10%の間」が最多得票で、1票差で「10~15%の間」という結果になりました。
「5%以下」に投票された方はいないので、1級の毎回の合格率くらいになるという予想の方が大多数でした。
【簿記1級】アンケート結果や過去合格率から見る予想合格率
上記アンケート結果を踏まえ、1級の合格率も予想したいと思います。
まずは過去10回分の合格率一覧を見てみましょう。
※第155回はコロナの影響で中止
日商簿記1級第101回からの合格率はこちら
1級はさすがに日商簿記の最上級だけあって、軒並み10%前後という厳しい数字が並んでいますね。
過去10回の平均も大体10%くらいとなっております。
で、前回の157回がここ数回の中ではかなり難しい問題が出たこともあって合格率も少々低くなりましたので、今回は少し易しめになるのかなと思いました。
ただ、実際に受験された方のアンケートを見ると案外難しいと感じている方が多かったようですので、間を取って毎回の平均くらい(9~11%)になるのではないかと予想します。
第158回日商簿記1級の予想合格率
9~11%くらい
第158回日商簿記検定試験の合格予想まとめ

ここまで、第158回日商簿記検定試験各級の予想合格率について、アンケート結果を元に考察してきました。
最後にもう一度、アンケート結果や過去の合格率から導き出した予想合格率を書いておきますね。
- 【3級】33%前後
- 【2級】20%台後半~30%台前半
- 【1級】9~11%くらい
この予想に近くなるかもしれないですし、はたまた全然違うかもしれません(笑)
しかし、実際に受験された方の声を元に作成してるので、大きくは外さないんじゃないかなとは思っております。
これから試験結果が出てきますが、仮に今回は不合格になってしまった方も、ぜひ諦めずに再度チャレンジしてください。
というのも、この記事で過去の合格率の推移も見ていただきましたが、合格率にも結構バラツキがあり、試験実施回ごとでアタリハズレがあるのは確実です。
今回で言えば3級なんかは完全ハズレの回ですので、「もう無理だ。。」とヘコむこともないと思います。
近年ではかなり安価で簿記を学べる通信講座も出てきてますので、そういったものを活用しながら知識をブラッシュアップしておきましょう!
第158回日商簿記検定試験の世間の反応まとめをチェック
今回の第158回日商簿記検定試験各級での世間の反応をまとめた記事です。
実際に受験された方のツイートや各資格学校の感想動画などを盛り込んでおりますので、こちらもぜひ参考にして下さい。
※特に3級を受験された方は要チェック!