「受講料が高い=合格率が高い」ではない!通信講座の受講料が適正かを判断する5つのポイント

簿記の通信講座の受講料は受験する級によって結構変わってきますが、同じ級でも申し込む通信講座によっては2倍から3倍の金額差がついてしまう場合も珍しくありません。

金額に関しては高い方が良い講座で質も良いのだろうと考えるのが普通かと思いますが、そう決めつけてしまうとお金をドブに捨ててしまうことになりかねませんので、「高いから良い、安いから内容が薄くて悪い」という固定概念は外してしまいましょう。中には安くて質の良い講座もあります。

もちろん人それぞれ良いと思う講座の特徴は違ってくると思いますので、それぞれの通信講座の特徴を理解して、自分の学習スタイルに合った講座を見つけていくことが大切になってきます。

そこで今回は、通信講座を選ぶにあたって受講料比較だけでは決して見えてこない本当の価値を見極めるポイントを5つに絞って解説していこうと思います。

これから簿記の通信講座選びをしようとしている方は是非参考にしてください!

ポイントその1:テキストや問題集、講義動画などの学習教材

提供される学習教材は講座のクオリティの大半を占める非常に重要な部分になってきますので、学習教材の品質が良いとされる講座はそれに比例して受講料も高くなる傾向にあります。

学習教材のチェックポイントを整理すると以下の通りです。

使用するテキスト・問題集

まず、テキスト・問題集に関しては大きく2つの種類に分けられます。

1つは資格学校がオリジナルで用意したテキストを使用するパターンで、もう一方が市販の教材を使用して学習を進めていくパターンです。

オリジナル教材の場合は資格学校がテキストを自前で作成するため、その分コストがかかり受講料も高くなる傾向にありますが、独自に試験傾向を分析して作成しているところが多く、出題頻度の高い範囲に絞った構成になっているので、多少金額が高くても見返りは結構大きいと思います。

また、オリジナル教材といってもPDFやWEBでのペーパレスタイプだと大幅に受講料が安くなる可能性があるので、このあたりも確認しておきましょう。

当サイトの別記事でテキスト選びについて深く掘り下げた記事もありますので、宜しければこちらも参考にしてみて下さい。

テキスト選びは超重要!簿記講座のテキスト教材はこの3つのポイントを確認しよう!

講義動画の提供媒体

近年の通信講座の講義教材では講義動画の提供をしているものがほとんどで、一番メインとなる部分です。

これも提供媒体が複数あるのですが、DVDやオンラインで視聴・またはダウンロードできるものがほとんどで、DVDなど有形のものは受講料が割高になる傾向にあります。

これはDVDは有形で作るのにお金がかかるという事もそうですが、「保存ができる」というのも大きなメリットがあるのも要因のひとつだと思います。

WEBなどでの動画提供だと、サポート期間が終わったら動画は一切見られなくなるというものもかなり多いので、復習をしたい時にできないのが玉にキズです。

その代わり、DVDは持ち運んで学習する事は難しいですが、WEB媒体だとスマホ1台あれば講義を視聴できるので、スキマ時間を活用した学習が可能。

管理人的にはここをケチると後悔しか生まれないと思うので、多少金額が高くなっても自分が納得するものを選ぶべきだと思います。

なお、講義教材に関しても当サイトでチェックするポイントをまとめておりますので、こちらも参考にしてください。

通信講座のDVD・WEB講義教材を選ぶ際に見ておくべき3つのポイント

ポイントその2:学習カリキュラムの内容


講座の学習カリキュラムについても、各資格学校の同じ級のカリキュラムを見比べてみると自分に合ったモノが見えてくると思います。

カリキュラムがギチギチに組まれていて、模擬試験や答練なども組み込まれているような講座は受講料も高くなる傾向にあるでしょうし、逆に安い講座を探すのであればカリキュラムは少々手を抜いた感じ(講義時間が少ないなど)になっているかと思います。

また、これは当たり前ですが、簿記検定の級が上がれば上がるほど受講料も上がっていきます。

初学者の方で狙い目なのは、“2級と3級の合同パックコース”です。

大体の資格講座の受講料は、【3級単体+2級単体=3・2級合同パック】ではなく、【3級単体+2級単体>3・2級合同パック】という図式になりますので、お得に受講することが可能。

「いきなり2級も受験とか結構キツイでしょ…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこはカリキュラムがしっかり組まれており、他のサポートや教材も充実しているような講座であればさほど難しくないはずです。

とはいえ、目標を高くし過ぎて挫折してたんでは元も子もないので、管理人の“お得”という言葉に惑わされず、自分に合ったコースを選んで下さいねw

ポイントその3:サポート・サービスの内容


受講者の評価に直接関わってくることが多いからか、サポート体制やサービスに力を入れている通信講座はなかなか多いです。

質問サポートや添削指導といった定番のものから、スクーリング制度の導入、就職・転職サポートまで用意してくれているところもあります。

こういったサポートは多ければ多いほど魅力的ではありますが、一番大切なのは自分に必要なサポートがあるかどうかということです。

数だけ多くても自分が求めていないようなサポートだけでは利用価値も薄いですし、【サポートの数が多い=受講料も高い】という通信講座が多いので、無駄にお金を払ってしまうことになりかねません。

下記に、よく見受けられるサポート・サービスをまとめてみました。

サポート・サービス名 内容
質問サポート 一番メジャーなのがこの質問ポートです。学習を進めていく中で疑問や質問が出てきた際、専属の講師が回答してくれるサービスで、質問方法はメールやFAX、電話等様々な形態のものがあります。通信講座は基本独学スタイルなので、モチベーション維持や不安解消といった意味でも頼れるサポートサービスと言えるでしょう。
学習カウンセリングサポート 上記の質問サポートと似たようなサービスになりますが、こちらは学習内容に対しての質問というよりは、学習スケジュールの立て方やその他不明点についてのアドバイスを求めるのがメインとなります。特に初学者の方は学習スケジュールの立て方がイマイチわからないという方も多いと思うので、このサポートも重宝します。(質問サポートとしてひとくくりにしている講座もあります)
添削指導 専属の講師が提出した課題を添削してくれるサポートです。ただ”合っている、間違っている”というのを添削するのでなく、アドバイスやコメント、解き方の詳細等を記載して返却してくれところがほとんどなので、独学といえどモチベーションの維持がしやすく、問題を間違ったまま覚えてしまうリスクも回避できます。
オンライン学習システム 近年では独自のe-ラーニングシステムを備えている講座や資格学校も多く、マルチデバイス対応で「いつでも・どこでも」学習できるというのが大きな強みです。講義の視聴やテキストの閲覧だけでなく、問題演習やスケジュール管理、受講者同士の意見交換場(SNS)が設けられているところもあるので、オンライン学習システムでできることはかなり幅広いです。
スクーリング聴講制度 通信講座と通学講座の両方を開講している資格学校ならではのサポートで、通信講座生でも学校で生講義を受講できるという制度です。この制度があれば生講義で臨場感を味わうことも出来ますし、同じ目標を持った仲間と出会えるのも魅力です。ただし、この制度は追加料金を支払うケースも多いので注意して下さい。
就職・転職サポート 就職や転職の斡旋をしてくれるサポートです。資格学校側からしても受講生の就職・転職率が高いとそれが評判となるので積極的に売り込んでくれますし、一般に出ている求人とは別でルート開拓をしてかなり良い求人情報を持っている場合もありますので、是非活用したいところです。
メールマガジンサポート 試験対策に関する情報やプチコラムなどを自動配信してくれるサービスです。あまり重要視していない方も多いと思いますが、有益な情報があるケースも多く、通勤時間などのスキマ時間にボーっと見ておくだけでも意外と記憶に残ったりします。

これらのサポート・サービスの中で、特に重視して考えておきたいのは「質問サポート」「オンライン学習システム」です。

この2つは通信講座で簿記検定合格を目指すにあたって非常に重要度の高いものですので、多少金額が高くなっても合格への近道だと思って投資した方が良いと思います。

他のサポートに関しては必要な方とそうでない方が分かれると思いますので、自分に必要なサポート・サービスは何かというのを棚卸しして、上手に取捨選択していけるようにしましょう。

ポイントその4:資格学校の運営方針

受講料を大きく左右する部分として「資格学校の運営方針」も挙げられます。

以下のポイントをホームページや取り寄せた資料で比較することで、運用にかかるコストを大体予測することが可能です。

主な運用コストの一覧
  • 通信講座の広告・宣伝費
  • 講師・スタッフの人件費
  • 教室・事務所の賃料
  • 教材の制作費

どういうことかと言うと、上記に挙げたようなポイントに力を入れれば入れるほど資格学校側もお金が必要になりますので、その分受講料も高くなるというわけです。

広告宣伝費はWeb広告や紙媒体での広告両方でよく見かけるようなものならかなりの金額を使っていることが予想できますし、教室や事務所の賃料も数が多ければ多いほど高くなるのは誰でもわかるでしょう。(首都圏などの土地相場が高いところに校舎を持っているところは尚更)

当然学校側も会社として利益を出さないといけないため、それらにかかる費用を回収する必要がありますし、受講料が高めに設定されるというわけです。

特に大手の資格学校は広告宣伝費に莫大な金額をかけている場合が多く、私たちはつい「よくCMで見るからきっと良いんだろう」と思い込んでしまいがちですが、それだけで判断するのは危ないです。

もちろん大手資格学校には実績があったり敏腕講師を雇っていたりと魅力があるのは事実ですが、近年では通信講座だけに特化した資格学校も多数存在するということを忘れないようにしておきたいところです。

これら通信講座に特化した資格学校は大手に対抗するため「受講価格」で勝負をかけています。

通信講座に特化している資格学校は、まず校舎が不要なので賃料を抑えることが出来、各校舎毎に講師を配置する必要もないので人件費も浮きますので、その分リーズナブルな価格で講座を提供する事ができます。やっている事や講義の内容は大手とほとんど同じなのに、通信講座特化型の方が受講料が格段に安いといった現象も起こるんです。

このように、講義教材やサポート内容といった表面的な部分だけでなく、運用コストなどの裏面も含めた広い視野で講座を比較してみると、普通に見比べているだけでは見えてこなかった部分も見えてくるので、講座比較する際にきっと役に立つでしょう。

ポイントその5:教育訓練給付制度や各種割引の有無

講座によっては教育訓練給付制度指定のモノもあり、講座修了後に受講料の最大20%がハローワークから支給されますのでチェックしておきたいところです。(試験の合否は問いません)

また、特定の条件を満たしていると割引が受けられるような通信講座もありますので、後から気づいて「損した!」とならように必ずチェックしておきましょう。

以下のような割引制度はよくあるので要確認です。

割引制度 割引内容
教育訓練給付制度 厚生労働大臣指定の教育訓練講座と認定されている通信講座に適用される公的な給付金制度です
再受講割引 通信講座を受講して不合格だった際、再受講をすることによって割引が適用されます
ステップアップ割引 その通信講座で簿記検定を合格した場合、上の級を受講する際に適用されます
受験経験者割引 過去にその通信講座で受験した事がある方を対象に適用されます
学生割引 大学生や専門学校生の方に適用されます
退職者・離職者割引 受講時点で退職、または離職している方を対象に適用されます

これらの割引制度は不定期で行われている事も多く、常にチェックしておくというのはなかなか難しいので、メールマガジンなどに登録しておくのもひとつの手です。

こういったお得な割引情報が送られてくるだけでなく、試験に関する有益な情報とかも送ってくれるケースもあるので損はしません。

損するとすれば、不要な内容のメールを削除する時間くらいですw

こういった割引制度をうまく利用できれば、「費用的にちょっと厳しいかなぁ」と思っていた講座を受講する事が可能になるかもしれませんので、割引制度の有無は講座検討の段階でも最低限確認しておきたいところです。

また、割引制度とは少し意味合いが違いますが、試験に合格できた場合に受講料の何割かをキャッシュバックしてくれる「合格祝金制度」というものもあるので、この辺りもしっかりチェックしておきましょう。(※これがあると結構モチベーション上がりますw)

通信講座の受講料が適正か判断するポイントまとめ


ここまで通信講座の受講料が適正か判断するためのポイントを5つご紹介しましたが、これらのポイントを念頭に置いて講座を見てみると、「いやいや、もっと安くできでしょ」とか、「お!この内容でこの金額はアツイな!」など、色々見えてくることがあるかと思います。

「講座内容は微妙だけど、安いしココにしよう」というような安さメインで判断してしまうと必ず後悔しますので、逆に「ちょっと高いけどここは絶対に譲れない部分だから!」というように、自分が重きを置いているポイントをしっかり満たしている場合に、それに見合う対価としてお金を払うようにするといいかと思います。

人それぞれ値段の許容範囲は違うでしょうし、最終的にはあなたがその金額で納得できるかどうかです。

本記事でお伝えしたポイント以外にも、人それぞれこだわりポイントがあると思いますので、納得いくまで検討して後悔のない講座選択をして下さいね^^

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