日商簿記の試験概要~申し込み方法や期間・試験日・合格点など~

日商簿記には【初級、原価計算初級、3級、2級、1級】という5種類の試験が用意されておりますが、申し込み期間や方法、試験日に合格点など、試験を受けるにあたって抑えておきたいポイントをこちらの記事にまとめてみました。

後ほど詳しくご説明しますが、日商簿記の試験は申し込みの方法・期日や合格発表にいたるまで、どこの商工会議所で申し込みをするかによって変わってくる少々変わった検定試験です。

この記事でもある程度の情報は網羅しておりますが、最終的には申し込みをする商工会議所のホームページで詳細を確認することを忘れないようにして下さいね。

最後に特筆すべきポイントもまとめとしてご紹介しておりますので、順番にみていきましょう。

受験資格について

どの試験においても、学歴・年齢・性別・国籍による制限は一切ありませんので、誰でも受験できます。
※難易度の高い1級や2級からの受験や、1・2級、2・3級の併願受験も可能。

受験案内の入手方法から申し込みまでの3ステップ

ステップ①:
試験日と施行する商工会議所を確認する

まずは試験日と施行する商工会議所をしっかり確認しましょう。

2019年度の各級の試験日程は以下の通りです。

級数試験日①試験日②試験日③
3級2019年
6月9日(日)
2019年
11月17日(日)
2020年
2月23日(日)
2級2019年
6月9日(日)
2019年
11月17日(日)
2020年
2月23日(日)
1級2019年
6月9日(日)
2019年
11月17日(日)

3級と2級は年に3回、1級は年に2回試験が行われます。

なお、初級と原価計算初級に関してはネット試験になるため、試験日は各ネット試験施行機関で確認して下さい。
ネット試験施行機関はこちらでチェック

試験日を確認できたら、お次は施行する商工会議所を確認しましょう。

受験する商工会議所に関しては自宅に近いところでも良いですし、職場から近いところや土地勘のあるところなど、受験生が自由に選んで申し込むことができます。

受験の申し込み方法や申し込み受付期間は各商工会議所によって若干違いがありますので要確認です。

下記に商工会議所の一覧を作成しましたので、ご活用ください。(※商工会議所の名前をクリックすれば、それぞれのホームページに飛べます。)

ステップ②:
受験の申し込み期間や方法等を確認する

受験の申し込み期間は、上でも書いたように各商工会議所によって多少前後しますが、試験日の2ヶ月前が申し込み受付開始の目安となり、そこからおよそ1ヶ月程度で申し込み受付の締め切りになるところが多いです。

また、受験の申し込み方法についても各商工会議所によって違い、大きく分けると【窓口】【郵送】【インターネット】の3つの方法になります。

基本的に人口が多い都市の商工会議所は窓口で受付をするのが大変になるので、「インターネットのみ」としているところが多く、逆に受験生が少ない場所になると、「窓口」のみというところが多くなります。

もし、受験する商工会議所を複数から選べるのであれば、それぞれの申し込み方法によるメリットとデメリットをまとめてみましたので、こちらも参考にして選んでみて下さい。

Check○メリット
  • 【窓口】→受験に関する疑問点や不明点を申込時に確認できる。
  • 【郵送】→窓口まで行く手間が省ける。
  • 【インターネット】→いつでもどこでもネット環境さえあれば即申し込める。
Check×デメリット
  • 【窓口】→近くに窓口がないと行くのに時間がかかる。基本平日の昼間しか開いてない。
  • 【郵送】→書類が届くのに時間を要する。(途中紛失の可能性もなくはない)
  • 【インターネット】→振込手数料がかかる。(大体500~600円前後)

こうして見ると、サラリーマンの方などの平日昼間に時間が取れない方は、郵送もしくはインターネットでの申し込みがおすすめですね。

ステップ③:
受験申し込みをする

何度もしつこいですが、日商簿記の受験の申し込み方法はどの商工会議所で申し込むかによって異なってきます。

そのため、それぞれの商工会議所のホームページから申し込み方法を確認し、それにしたがって手続きを進めて下さい。

特に、試験の受付期間も各商工会議所によって違うので、しっかりチェックしておかないと期限が過ぎてしまっていたという事もありえます。

せっかく頑張って勉強してきたのに受験できないなんて悲しいことにはならないようにしてくださいね。

各級の受験料について

各級ごとの受験料は以下の通りです。

級数受験料
初級2,160円
原価計算初級2,160円
3級2,800円
2級4,630円
1級7,710円

当然ですが、申し込みをしても期限までに規定通りの払込みをしなければ受験できません。

払い込んでも、受験しなかったからといって返金もされませんし次回への振替えもできませんのでご注意ください。

ただ、天災などで試験自体が中止の場合は返金されます。

また、申し込む商工会議所によっては受験料の他に事務手数料がかかる場合や、インターネット申し込みの場合はシステム手数料などがかかることがありますので、よく確認しておいてください。

受験票の交付と試験会場について

基本的に受験票は郵送での送付になりますが、窓口で申し込んだ場合は、その場で発行してくれる商工会議所もあります。

郵送の場合は各商工会議所で発送予定日が決められているので、申し込み時期が早かったからといって早く届くといったことはありません。

受験票は、はがきサイズとなっており、試験会場や受験番号、当日必要な持ち物、注意事項等が記載されていますので、しっかり確認しておきましょう。

また、申し込む商工会議所によっては、試験に合格した際に貰える合格証書の受け取りにこの受験票が必要になる場合もあるため、試験が終わったからといって安易に処分しないようにして下さいね。

なお、試験会場は事前に希望を出すことは難しいのですが、申し込み時に希望を聞いてくれる商工会議所もあります。

ただ、少々遠方まで足を運ばなければいけない可能性があるという点は頭に入れておいてください。

■受験票が届かない場合
必ず「受験票未着問合せ期間」に各商工会議所まで連絡しましょう。「受験票未着問合せ期間」であれば再送付が可能ですが、過ぎてしまうと再送付もしてもらえませんので注意して下さい。
■受験票を紛失した場合
当日、試験会場の会場本部に身分証明書を持参し、再交付の手続きを受けましょう。手続きも試験開始ギリギリでは受け付けてくれないところもありますので、早めの行動を。受験会場がわからない場合は、申し込みをした商工会議所まで問い合わせましょう。

試験内容・合格点・注意事項などについて

試験内容と合格点

級数試験科目試験時間合格点
初級商業簿記40分70点
原価計算初級原価計算40分70点
3級商業簿記120分70点
2級商業簿記、工業簿記120分70点
1級商業簿記、会計学90分70点※
工業簿記、原価計算90分

※1つでも10点未満の科目があれば不合格

試験内容としては上記の通りとなっており、合格点はすべての級で100点満点中の70点となっています。

ただ、1級のみ1つでも10点未満の科目があればその時点で不合格となります。

また、1級は「商業簿記、会計学」と「工業簿記、原価計算」の間に10分程度の休憩時間があります。

試験に持ち込んでよいもの・注意事項・禁止事項

  • 受験票
  • 身分証明書
  • 筆記用具(鉛筆・シャープペンシル・消しゴム・替え芯)※濃さはHBかBに限る
  • 電卓(注意事項あり)
  • 腕時計(置き時計、携帯は不可)
  • スリッパ、室内用の靴(一部会場は高校や大学のため必要)
  • 上着、ひざ掛けなど(任意)
注意事項・禁止事項
  • 電卓については、計算機能(四則演算)のみのものに限り、以下の機能があるものは持ち込みできません。①印刷(出力)機能 ②メロディー機能 ③プログラム機能(例:関数電卓等の多機能な電卓、売価計算・原価計算等の公式の記憶機能がある電卓)④辞書機能(文字入力を含む)(注)ただし、次のような機能は、プログラム機能に該当しないものとして、試験会場での使用を可とします。日数計算、時間計算、換算、税計算、検算 (音の出ないものに限る)
  • 携帯電話・スマートフォン・タブレット端末・スマートウォッチ等の無線通信機能のある電子機器類については、設定したアラーム機能を必ず解除するとともに電源を切り、配布された封筒に入れ、試験監督員の指示に従って処置してください。時計代わりの使用はできませんので腕時計を持参してください。スマートフォン等は機種により電源の切り方が異なりますので、事前に各自ご確認ください。指示に従わずに所持していることが判明した場合、不正行為とみなします。
  • 試験会場への来場は時間厳守としてください。
  • 検定試験会場では計算用紙を配布しますが、これはA4サイズ1枚と致します。(1級は「商業簿記・会計学」で1枚、「工業簿記・原価計算」で1枚の合計2枚)
  • 試験中の飲食、喫煙はできません。
  • 次に該当する受験者は失格とし、試験途中で受験をお断りするとともに、今後も受験をお断りするなどの対応を取らせていただきます。①試験委員の指示に従わない者 ②試験中に、助言を与えたり、受けたりする者 ③試験問題等を複写する者 ④答案用紙を持ち出す者 ⑤本人の代わりに試験を受けようとする者、または受けた者 ⑥他の受験者に対する迷惑行為を行う者 ⑦暴力行為や器物破損など試験に対する妨害行為におよぶ者 ⑧その他の不正行為を行う者
  • 試験の施行後、不正が発覚した場合、当該受験者は失格または合格を取り消し、今後の受験をお断りするなどの対応を取らせていただきます。
  • 試験問題の内容および採点内容、採点基準・方法についてのご質問には、一切回答できません。
  • 受験者本人からの求めでも、答案の公開、返却には一切応じられません。
  • 試験会場の秩序を乱す行為及び他の受験者に迷惑を及ぼす行為をした場合は、退出を命じることがあります。
  • 台風、地震、洪水、津波等の自然災害または火災、停電、システム上の障害、その他不可抗力による事故等の発生により、やむをえず試験が中止された場合や採点ができなかった場合は、当該受験者に受験料を全額返還いたします。ただし、中止にともなう受験者の不便、費用、その他の個人的損害については何ら責任を負いません。
  • 合格証書の再発行はできません。

合格発表・合格証書の発行について

合否発表の日にちや方法についても、申し込んだ商工会議所によって異なりますので、詳しくは各商工会議所のホームページをご確認ください。

発表方法は郵送やインターネット上で確認というものが多く、日にちの大体の目安としては、3級と2級は試験終了から約3週間後、1級は約1ヶ月後の発表となることが多いです。

インターネット上での確認というのは、各商工会議所のホームページ内で【WEB成績票照会サービス】というページがあり、受験番号や試験名、試験日、名前などを入力すれば合否がWEB上で確認できるというサービスが導入されています。

こちらも実施しているところとしていないところがあるので、受験申し込みをされた商工会議所のホームページで確認してみて下さい。

初級と原価計算初級に関しては試験終了と同時にその場で採点し、合否結果がわかります。

また、合格された方については、合格したことを永久に証明する書類となる「合格証書」(賞状)を受け取ることができます。(※初級と原価計算初級は合格証(カード))

こちらも、受け取り方法は各商工会議所のホームページでご確認下さい。

■合格証書を紛失した場合
合格証書を紛失された際は“合格証明書”というものを書面(A4サイズ)で発行してもらえます。転勤や引越しなどで受験した地域から移ってしまっても、受験した商工会議所で合格の確認ができれば、最寄りの商工会議所で発行することも可能です。ただし、照会や発行作業に時間がかかる場合もあります。合格証明書発行手続きに必要なものは下記の通りです。

  • 検定名・級
  • 受験年・受験地(商工会議所)
  • 氏名(受験時のもの)
  • 生年月日
  • 運転免許証など、本人であることを証明できるもの(結婚等で氏名変更の場合は戸籍抄本等も併せて必要)
  • 発行手数料(各地商工会議所で異なります)

日商簿記試験で特筆すべきポイント


日商簿記の試験を受験する際に気をつけておきたいのは、とにかく申し込む商工会議所によって申し込み方法や期日、合格発表にいたるまで違いがあるという点です。

ですので、間違って自分が申し込みをしない商工会議所のホームページで情報を確認してしまうと、申し込みすらできないという事態にもなり得ます。

まずは申し込む商工会議所を決め、あとはその商工会議所のやり方に従って手続きを進めていきましょう。

また、日商簿記の試験時間は3級と2級は120分、1級は90分×2セットになりますが、時間を目一杯使うという感覚では無く、しっかり見直しの時間も計算に入れた上で計画的に進めていきましょう。

試算表作成や原価計算など、1カ所間違ったら後の問題も全て間違うというような類いの問題もありますので、そのあたりの再確認の時間を残しておくのがベストです。

あとは前日までしっかり勉強をして当日を万全の体調で迎えるのみ。

合格に向けて頑張って下さいね!!

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