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簿記検定の勉強法は独学/通学講座/通信講座のどれがベスト?
簿記検定の勉強法としては、「独学」「通学講座」「通信講座」のいずれかになるかと思いますが、この3つの勉強法にはそれぞれメリットとデメリットが存在します。
どの勉強法でも合格できるまでの学力を身につける事は可能ですが、自分の学習スタイルに合った勉強法で学習を進めていかないと、途中で挫折をしたり学習効率が悪くなってしまうことになりかねません。
そこでこの記事では、「独学」「通学講座」「通信講座」の各勉強法のメリットとデメリットをご紹介していきますので、それぞれの特徴を理解してもらった上で、ご自身に合った勉強法を見つけてもらいたいと思います。
また、記事の最後には管理人オリジナルのハイブリッド勉強法(勝手に命名)をご紹介しておりますが、この勉強法はそれぞれのメリット・デメリットを踏まえた上で相性の良いものを組み合わせたモノになるので、ハマればかなり効率的に勉強ができると自負しております!(キリッ
そちらも是非参考にしてみて下さいね^^
独学で試験対策をする場合
◯ 独学のメリット
- 費用は基本的に教材とテキスト・問題集だけなので最も安く済む
- 学習計画を自由に立てられる
- 自分で考える力がつく
× 独学のデメリット
- 不明点が出てきても自力で解決していく必要がある
- 基本独りなのでモチベーションの維持が難しい
- 計画は自由に立てられるが、合格実績のない計画であるために進めていくと不安になることが多い
独学が向いてるのはどんな人?
独学は一人で学習を進めていくのはもちろんの事、わからない事が出てきても自分で解決していかなければならず、計画も自分で立てていく必要があるため、これまで独学で資格試験の勉強した事がない方であれば少々道のりは険しいかもしれません。
特に完全に簿記初学者の方であれば、分からないことも最初のうちはかなり出てくると思いますので、そういった時に誰も助け船を出してくれないというのは結構キツイです。
また、独学の特性として学習計画を自由に調整できてしまうため、自制が利かない方だと勉強そのものを続けることすら難しくなることも考えられます。(※自由に計画を立てられるのはメリットでもありますが…)
逆に、簿記の知識がある程度備わっている方や独学での成功体験をお持ちの方であれば、合格実績のある教材や問題集を揃えて試験対策をすれば合格までたどり着ける可能性は高くなりますし、費用面を抑えられるのはかなりのメリットです。
まとめると、自分自身に厳しくでき、簿記の知識もある程度持ち合わせているという方は、独学で学習を進めるメリットが大きいと言えるのではないでしょうか。
独学の勉強法が向いてるのはこんな方
- 過去に独学で資格試験の成功体験をお持ちの方
- 自分自身に厳しくでき、学習スケジュールがキッチリ組み立てられる方
- 簿記の基礎知識がある方
通学講座を利用した試験対策の場合
◯ 通学講座のメリット
- 合格実績のあるカリキュラムで学ぶことができる
- 専門講師の生講義を受講できる
- 決まった日時に通学して学習するため、義務的に勉強するクセがつく
- 不明点があれば、その場で講師に直接質問することが出来るため効率が良い(受講生サポートが充実しているところが多い)
- 同じ目標を持った人たちと一緒に学ぶことで、刺激を受けることができモチベーション維持にも繋がる
× 通学講座のデメリット
- 独学・通信講座と比べると費用がかなりかかる
- 前提条件として通える範囲に学校がないと行けない
- 授業の時間がある程度決まっているため、予定の融通を利かせにくい方は厳しい
- 講義に参加しただけで「勉強した気」になってしまうことがある
通学講座が向いてるのはどんな人?
通学講座では、独学で挙げたようなモチベーション維持や不明点が出たときの対処などのデメリットの多くが解決できるため、独学では合格の自信がないという方は選択肢としては入れておくべきだと思います。
特にモチベーション維持という点では、同じ目標を持った仲間と切磋琢磨しながら学習に取り組めるため、非常にモチベーションを保ちやすい環境であることが嬉しいポイントです。
多角的な視点で見れば、そこから一生の仲間ができる可能性だってあるわけですし、他の学習方法にはないメリットが通学講座にはあります。
一方、独学と違って費用がかなりかかる点や、絶対条件として「通えること」と「時間の融通が利くこと」が必要になってきますので、少々ハードルは高いかもしれません。
管理人の地元は最寄りの電車の駅まで徒歩約2時間という超ド田舎なのですが(笑)、こういったところにお住まいの方はどんなに通学講座が良くても、そもそも選択肢に入れることすらできないのがネックではありますね。
また、よくある落とし穴としては、通学講座で講義を受けたらそれだけで満足して「勉強した気」になってしまうということ。
結局のところ、通学講座であっても自分だけで勉強する時間が全くないわけではないので、予習・復習を怠らないことが大切になってきます。
通学講座の勉強法が向いてるのはこんな方
- 合格実績のあるカリキュラムで学習を進めたい方
- 費用が少々かかっても都合がつけられる方
- 生活圏内に通える資格学校がある方
- 時間の融通がある程度利く方
- 同じ志を持った仲間と切磋琢磨して勉強をしていきたい方
通信講座を利用した試験対策の場合
◯ 通信講座のメリット
- 合格実績のあるカリキュラムで学ぶことが出来る(これは通学講座と一緒)
- 講義付きの通信講座も多く、通学講座と同じく講義を受けながら学習できる
- 通学講座に負けず劣らず、受講生サポートが充実しているところも増えてきている
- 通学講座のようにガチガチに学習計画が組まれているわけではないため、自分の時間に合せて学習ができる
× 通信講座のデメリット
- 独学に比べると費用がかかる(それでも通学講座に比べるとかなりリーズナブルに済ませられる)
- 独学に近い学習スタイルになるため、学習の継続やモチベーション管理など自己責任となる部分も多い
通信講座が向いてるのはどんな人?
通信講座は、独学と通学講座の良い部分をミックスした非常にバランスの取れた学習スタイルです。
基本的には独りで学習を進めていくことになるため独学に近い勉強法になりますが、なんといっても独学にはない合格実績のある教材と学習カリキュラムが揃った状態でのスタートになるので、教材選びや学習の進め方に自信がない方にはベストな学習スタイルだといえます。
また、最近は通信講座が効率の良い学習スタイルとして定着してきており、通信講座を開講している資格学校同士でも顧客の取り合い(言い方は悪いですがw)がかなり激しくなってきているので、相乗効果で各通信講座のクオリティもグングン上がってきています。
講義動画がスマホやタブレットで見られるというところも多く、自分の生活スタイルに合わせた時間帯で勉強ができるのも魅力ですし、通学講座にも引けをとらないような受講生サポートがついているところもチラホラ見受けられます。
特に、独学にはない「質問ができる」という部分は非常に大きく、分からないところだらけでやる気がなくなったというようなことも防げるでしょう。
正直、今まではこのクオリティならきっと高い受講料なんだろうなと思うような講座でも、価格競争もあってかなりリーズナブルな金額で受講できるようになっています。
懸念点を挙げるとすれば、学習スタイルとしてはほぼ独学なので、モチベーション維持には少々苦労するかもしれない点ですね。
「何よりもモチベーション維持が不安なんだけど…」という方は、半強制的に勉強する環境に身を置くことができる通学講座の方がオススメではあります。
通信講座の勉強法が向いてるのはこんな方
- 合格実績のあるカリキュラムで学習を進めたい方
- 費用が少々かかっても都合がつけられる方(通学講座ほどは要らない)
- 日々の時間調整が難しく、自分の生活スタイルに合った時間帯で学習したい方
- ある程度は自分自身で学習スケジュールが立てられる方
- モチベーション維持だけは絶対の自信がある方
それぞれの「イイとこ取り」をしたハイブリッド勉強法はコレだ!
ここまで、「独学」「通学講座」「通信講座」におけるそれぞれのメリットとデメリットをご紹介してきましたが、どの勉強法も完璧ということはなく、何かしらの弱点があります。
とはいえ、これらの学習方法のうち1つだけを選んで勉強しないといけないという決まりはないわけですし、「それならば各勉強法のイイところをピックアップして組み合わせれば最強じゃないか!」ということに気づいてしまったわけです。
それがここからご紹介する管理人オリジナル勉強法(当サイトでは勝手にハイブリッド勉強法と命名)です!
このハイブリッド勉強法は自分に合う学習スタイルで勉強ができるため、学習効率がグンッと高まることが期待できます。
では、実際に具体例を出して順番にご紹介していきますね。
独学+弱点補強で単科講座を受講
この勉強法のポイント
この勉強法は、簿記の学習経験者や受験経験者といった、ある程度簿記の知識をお持ちの方にオススメの組み合わせで、比較的安上がりで済ませられるというのがポイントです。
基本的には市販教材を使用した独学で学習を進めていきますが、それだけだと知識に偏りが出たり苦手分野が出たりといったことが予想されるため、単科受講ができる講座で弱点を補っていくという戦法になります。
補強する講座の内容例
- 演習・答練等のアウトプットに特化した演習講座
- 試験前の仕上げ用の直前対策講座
- 試験慣れするための模擬試験
単科受講できるおすすめ講座
単科講座名 | 受講料 |
3級直前答練・模試パック | 8,000円 |
2級直前答練・模試パック | 8,000円 |
1級直前答練・模試パック | 10,000円 |
3級公開模試 | 2,000円 |
2級公開模試 | 2,000円 |
1級公開模試 | 3,000円 |
単科講座名 | 受講料 |
3級直前対策パック)(全5回) | 10,300円~ |
2級直前対策パック(全7回) | 20,500円~ |
単科講座名 | 受講料 |
3級直前対策セット | 11,500円~ |
2級直前対策セット | 26,500円~ |
1級直前対策セット | 79,700円~ |
3級模擬試験パック | 8,900円~ |
2級模擬試験パック | 14,000円~ |
1級模擬試験パック | 39,000円~ |
3級全国統一公開模擬試験 | 2,200円 |
2級全国統一公開模擬試験 | 3,200円 |
1級全国統一公開模擬試験 | 4,300円 |
リーズナブルな通信講座+不足分を市販教材でカバー
この勉強法のポイント
比較的受講料が安い通信講座を学習の軸として、問題演習などのアウトプットが不足しているようであれば市販教材でカバーするという勉強法です。
通信講座はリーズナブルなものも多く、そこで浮いた費用をアウトプット用の市販教材に回すかたちになります。
上で紹介した独学が軸の勉強法とは違い、各通信講座のカリキュラムに沿って学習を進めていけるので、初めて簿記の学習をするという方にオススメの組み合わせです。
リーズナブルなおすすめ通信講座
資格スクール名 | 講座コース名 | 受講料 |
スタディング | 簿記3級合格コース | 2,980円 |
資格スクエア | 日商簿記3級試験講座 | 6,480円 |
ネットスクール | 日商簿記検定3級 標準コース | 9,535円 |
LA(エルエー) | 簿記検定3級パーフェクトコース | 13,000円 |
クレアール | 3級講義パック | 15,000円 |
資格スクール名 | 講座コース名 | 受講料 |
スタディング | 簿記2級合格コース | 17,980円 |
資格スクエア | 日商簿記2級試験講座 | 19,440円 |
LA(エルエー) | 簿記検定2級パーフェクトコース | 33,000円 |
フォーサイト | バリューセット1(2級+過去問解き方講座セット) | 34,800円 |
クレアール | 2級講義パック | 46,000円 |
資格スクール名 | 講座コース名 | 受講料 |
ネットスクール | 日商簿記検定1級 経験者コース | 82,000円 |
資格スクエア | 日商簿記1級総合コース | 91,800円~ |
大原 | 1級合格コース | 96,100円~ |
クレアール | 1級講義パック | 105,000円 |
おすすめの補強問題集
書籍イメージ | 書籍名 |
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※各問題集については受験年度の最新版を選ぶようにしましょう!
まとめ
「独学」「通学講座」「通信講座」の各勉強法には、上で申し上げたようにそれぞれメリット・デメリットがあります。
自分の学習スタイルにピタッとはまるものを選択するのが一番であることは間違いありませんので、各勉強法のメリットとデメリットを吟味して、自分に合うものを探し出してください。
とはいえ、どの勉強法が自分に合うのか分からないという方もいらっしゃるかと思いますので、そういった方はそれぞれの勉強法のメリットの中で一番自分が魅力的だと感じたものにするといいかと思います。
正直、悪い部分に目を向けだしたらキリがないですし、メリットの部分にフォーカスして勉強法を選んだ方が後悔は少ないはずです。
本記事の終盤に取り上げたハイブリッド勉強法も参考にしていただき、自分に合った勉強法を見つけていただければと思います^^
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