【これって恥ずかしいこと?】日商簿記3級になかなか受からない人の特徴と改善策

「日商簿記3級に落ちてしまった。。」
「連続で落ちたけど自分は簿記のセンスないのか?」
「世間では簡単だと言われているのに受からないなんて恥ずかしい」
「どうしたら受かるのだろう?」

こんな悩みをお持ちの方がこの記事にたどり着いたのではないでしょうか。

日商簿記3級は世間一般的に簡単な試験というイメージが強く、「誰でも簡単に合格できる」といった声もよく耳にします。

私も最初は英検3級が中学生レベルであるように、簿記3級も同等のレベルだと思っていました。

このように、非常に簡単な試験というイメージが先行しているため、実際にチャレンジして不合格だった人は「簡単に受かると聞いていたのに、自分はダメなんじゃないか!?」と動揺し落ち込んでしまったりしたのではないでしょうか。

しかし、落ち込む必要はありません。

簿記3級は世間が簡単に合格できると言うほど甘くはない資格ですから。

この記事では簿記3級がなかなか受からない人の特徴と、再チャレンジを考えている方の改善策について解説していきます。

日商簿記3級はどれくらいの人が受かるの?

まず日商簿記3級の試験に落ちてしまった人は、普通自動車の本免に落ちるほどは言い過ぎですが、簡単な試験というイメージが強いがゆえに恥ずかしいことと思っているのではないでしょうか?

では、そんな簡単に受かるというイメージがついている日商簿記3級の過去10回(2020年7月時点)の受験者データを見てみましょう。

■日商簿記3級受験者データ
実施回 受験者数 合格者数 合格率
154 76,896名 37,744名 49.08%
153 80,130名 34,519名 43.08%
152 72,435名 40,624名 56.08%
151 80,360名 44,302名 55.13%
150 88,774名 38,884名 43.80%
149 79,421名 35,189名 44.31%
148 78,243名 38,246名 48.88%
147 88,970名 35,868名 40.31%
146 80,227名 40,880名 50.96%
145 80,832名 38,289名 47.37%
平均合格率 47.90%

こうして改めてデータを見てみると、「あれ?思っていたデータと違うぞ」と思った方も多いのではないでしょうか。

過去10回の合格率は悪い時40.31%、良い時56.08%で回によって若干開きがありますが、平均47.90%であることから簿記3級を受ける人の半分以上が落ちるという結果が出ています。

つまり、3級に落ちるということは珍しくないということですから、恥ずかしいと思う必要は全くありません。

世間でよく耳にする「日商簿記3級は簡単だ」とか「受かって当たり前」などという言葉は、合格した人しか言っていないと思います。

自慢げに誇張して語るといった人も多いと思いますので、こういった話はあまり鵜呑みにしないで聞き流しましょう。

そもそも資格試験というのは合格させるための試験ではなく、落とすための試験です。

受験したら絶対に合格するなんていう資格はありませんので、充分対策をしておく必要があります。

簿記3級に受からない人の特徴3つ

ここからは、日商簿記3級に受からない人はどのような特徴があるのかご説明いたします。

これまで試験に落ちた人の内容などを自分なりに検証してみたのですが、日商簿記3級に落ちる人の特徴として、以下の3つが挙げられるのではないかと思います。

もしかしたらどれかに当てはまっているのではないでしょうか?

日商簿記3級に落ちる人の特徴
  • 簿記の基礎や仕組みを理解できていない
  • 試験の時間配分ミス
  • ケアレスミスが多い

では、順番に詳しく見ていきましょう。

簿記の基礎や仕組みを理解できていない

まず1つ目の特徴は、「簿記の基礎や仕組みを理解できていない」ということです。

独学で勉強を進めて簿記の基礎や仕組みを自分なりに解釈して、間違って受け止めてしまい、そのまま試験に突入した方が多く見られます。

このような状態になる傾向としては、やはり前述でお伝えした世間のイメージが大きく影響しており「簡単だから独学で過去問さえやっておけば問題ないだろう」と勉強を行った為だと思います。

しかし、簿記は数学と同じでただ暗記するだけでは点は取れません。

まずはしっかりと基本となる仕組みを覚え基礎作りをしていかないと、問題は解けません。

バスケで例えると、ドリブルの基礎ができていないと試合ではパスも繋げられず活躍できないようなw

特に本試験では基礎の問題が出題されるとは限らず、応用問題やちょっとひねった類似問題が出題されたりします。

基礎が身についていないとそこでつまずき点数を獲得できませんので、まずは基礎の仕組みを理解することを第一に勉強をしていきましょう。

試験の時間配分ミス

2つ目の特徴は「試験の時間配分ミス」です。

日商簿記3級の試験は記述式で全5問を120分で解かなくてはいけません。

受けたことのある人はご存じだと思いますが、この限られた時間で100点満点中70点以上取らないと合格できません。

また、各問ごとに配点が違いますので、簡単に見ておきましょう。

■配点表
問題 配点
第1問 20点
第2問 8~12点
第3問 約30点
第4問 8点~12点
第5問 30点
100点

このように各問によって獲得できる点数が変わります。

もし1つ目の特徴でお伝えした内容の様に1つの問題でつまずき手こずってしまった場合や、計算ミスをしてやり直したりしているとあっという間にタイムオーバーとなってしまします。

後半、残りの問題数に対して時間が足りず、ヤバいと思って焦りながらやっつけで回答して取れる点数も取りこぼしてしまうケースもあります。

最後まで落ち着いて解いていくためには、つまずいたところを後回しにして得意なところをさくさく進めていきましょう。

また、配点表を参考にして、各問に割り当てる解答の時間配分も決めて進めるのも1つの手だと思いますので、とにかく時間の配分が大事だということを意識してください。

実際私も得意な仕訳の問題(問1)を終わらせたら、次は得点配分が高い問3と問5を解くようにしていました。

ケアレスミスが多い

3つ目の特徴は「ケアレスミスが多い」ことです。

簿記試験では他の資格試験で多く取り入れられている選択式の問題でなく、記述式を取り入れている為に、文字を書くという作業が多くなります。

簿記試験の形式上、「3カ所当たっていて初めて得点になる所で1カ所間違えている」など独特のミスが起こりえますし、特に恐ろしいのは、簿記の財務諸表の作成では最初のミスで問題後半すべて連鎖的に間違えるなんてこともあり得ます。

プラスα、簿記試験では計算問題があり電卓を使用するのですが、残り時間が少なく焦った事により、キーの押し間違えなども考えられます。

これらのミスが重なってしまうと確実に不合格になるでしょう。

まずは落ち着いて問題を解く事。

その中でなんとか見直しをできる時間も確保できれば最高です。

ケアレスミスがあったとしても、見直しの時間があれば気づくことができますからね。

後はいつも使っている慣れた電卓を使用するなどで極力ケアレスミスを無くしていきましょう。

ちなみに以下の記事でKazのおすすめ電卓と電卓テクをまとめてますのでぜひチェックしてみてください(^^

簿記3級に受かるための改善策

お次に、日商簿記3級に受からない人が合格するために、どういった部分を改善していくべきなのか解説していきます。

上で述べた「簿記3級に受からない人の特徴3つ」に対する改善策はそれぞれの項目のところで軽く解説しておりますので、ここではそれ以外の改善策をお伝えしたいと思います。

改善策①:合格できる人の特徴をマネしよう

まず改善策の1つ目として、「合格できる人の特徴をマネをする」というのを挙げたいと思います。

簿記3級に合格できる人には以下の3つの特徴があると考えております。

日商簿記3級に合格できる人の特徴
  • スケジュール設計ができている
  • 効率のいい勉強方法を取り入れている
  • 学習計画に合わせた勉強時間が確保できている

まず受かる人の特徴の1つ目がスケジュール設計ができていることです。

多くの合格者は試験日までの日程を考え、試験日までには全ての試験範囲を抑えられるようにプランニングします。

さらにすごい人は試験1ヶ月前には全ての範囲を抑え、残りの1ヶ月でスパートをかける人もいます。

対照的に受からない人はスケジュールが定まっておらず、行き当たりばったりになってしまっているケースが非常に多く感じます。

試験範囲を網羅できないまま試験日を迎えてしまうといったパターンが多いので、試験日までのスケジュール管理を意識しましょう。

ゴールから逆算して計画を立てていくと、「試験範囲を網羅できなかった!」という事態を回避できるのでオススメです。

以下の記事で学習計画を立てるうえで重要なポイントを解説しておりますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

2つ目が効率のいい勉強方法を取り入れている事です。

合格するために必要な要点をきっちり抑えることができるかが肝になります。

合格できない人は特にここが不足している可能性があります。

過去問を解くにしても、出題傾向の低い問題ばかり解いていては合格に直結する勉強とは言えません。

出題される可能性が高く、得点配分も大きい問題に重点を置いて勉強すれば、自ずと得点も上がっていくことでしょう。

特に問3や問5で出題されるような試算表や財務諸表の問題は各々30点、合計60点分の得点にあたりますので、重点的に勉強しておくことをおすすめします。

3つ目が学習計画に合わせた勉強時間が確保できている事です。

合格者はスケジュール設計をする際に、学習時間も決めて取り組んでいる方が多い傾向にあります。

当たり前ですが日商簿記3級の試験は簡単ではないため、勉強時間の確保が大事になってきます。

ただ、働きながらの勉強時間確保って結構難しいですよね。

こちらも時間の捻出方法を綴った記事を作成しております(サラリーマンがベースですが)ので、参考にしていただければと思います。

これらの3つができると合格に近づけると思いますので、ご自身に足りない部分があれば是非実践してみて下さい。

改善策②:通信講座や通学講座を上手に利用する

これは現在独学で取り組まれている方にしか当てはまらないですが、通信講座や通学講座を上手に利用することが合格への近道になるはずです。

どうしても自分だけでは「効率的に合格するためのスケジュールの組み立て」や「要点の網羅」するには難しく、また独学では今まで落ちた原因にも気づきにくいのが現状です。

しかし通信講座などを利用することで、それらを手助けしてもらう事ができ、短期間で効率的に要点が網羅できる勉強が行えます。

通信講座では数千円から受講可能なものもあり、講座によっては独学をしようと市販のテキストや問題集などを購入するよりも安く勉強することができますので、一度調べてみてはいかがでしょうか。

当サイトでも講座を選ぶ際の注意点をまとめた記事やおすすめ通信講座の記事も書いておりますので、こちらも参考にしながら選定していただければと思います。

もちろん独学で再挑戦して取得することも十分可能ですが、これまで独学で資格試験の取得をした経験がない方であれば、通信講座などで予め決まったレールに沿って進めて行く方がベターかなとは思います。

改善策③:前回試験で間違えた部分を徹底的にやり込む

再チャレンジの方は前回不正解だった内容をしっかり見直して、同じミスをしない対策に時間をかけて完璧に理解するまで学習しましょう。

今は各資格学校のホームページや様々なWEBサイトで試験当日から解答速報を確認することが可能になっています。

解答速報がチェックできるサイトをまとめた記事も出しておりますので、こちらも参考にしてみて下さい。

試験をしたその日であれば試験内容や自分の解答もほとんど覚えているでしょうし、間違えたところはメモをしておき、その部分を徹底的に勉強しましょう。

合格には反復練習が大切ですし、やればやるほど理解が深まり、ちょっとした引っかけ問題が出ても対応が取れるようになります。

私の場合、3級ではありませんが、2級を勉強する際に工業簿記がとにかく苦手だったので、過去問や模擬試験をかなりやり込み合格した経験があります。

自分が苦手だと感じる部分や実際に試験で間違えた部分は「これでもか!」というくらいやり込む事をおすすめします。

まとめ

ここまで、日商簿記3級になかなか受からない人の特徴や改善策について解説してきました。

この記事のタイトルで【これって恥ずかしいこと?】という文言を入れましたが、受験者のうちの半分以上の人が落ちる試験ですので全く恥ずかしいなどと思う必要はありません。

そんな事を言い出したら、日商簿記3級の試験が行われるたびに、約4万人の人が恥ずかしい思いをしていることになってしまいます(笑)

本文中でも説明してきたように、簿記3級はそう簡単に受かるほど甘い試験ではないので、日々の学習プランを立て、正しい学習方法で進めていく必要があります。

また、これから先「簿記の知識を実際に仕事に活かしたい」と思っている方は、簿記3級の資格だけでは世間の評価として少し弱いところがありますので、更に上の級の取得を目指してステップアップしていきましょう。

この記事の内容も参考にしつつ、まずは簿記3級試験合格目指して頑張ってください!



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